今回は、トランスパーソナルの原点の確認、というテーマ性がはっきりしていて、
一日目の鏡リュウジさんと蛭川先生の対談、二日目の小久保さんの口演、が、とくに関心がありました。
占いにおける、「当たった」と感じる体験について、
「占い師が、最初から、来年こうなります、と話すことは少なくて、3年前こういうことがあったのでは?ときいたりする、それによって、クライアントの心理学的・脳機能的なネットワークが賦活されるのでは」という話は、腑に落ちました。
また、科学史的な説明もわかりよく、少し私見にはなりますが、星座に名づけてきたプロセスが、共有できる神話世界を形成していて、それゆえ、いくつかの類型的な質問が、クライアントの心理的布置をタッピングしていくような感じになるのではないでしょうか。
そこから先については、専門家も多い場でしたので、鏡さんも慎重に話されていましたが、
このタッピングによって賦活されるものが、何なのか、という問題、
それは、ある種の認知層に全般的にチューンしやすくなるということであるのかどうかという問題、
にフォーカスされていくように思われました。
小久保さんの口演はこれまた大変ユニークで、気功の計測、多面的な同時生体計測をされていた方ならでは、と感得しました。
植物の反応変化を計測するなら、実験時間を、一般的な研究時間よりも長くみてこそ把握できる現象が多い、ケガの回復だってそうでしょう、と。
また、超心理学の実験は、厳密性を増やそうとすると、確認したい現象の生起困難度が上がる、ということで、一般的な研究方法では、厳密性は求めつつも、確認したい現象を確認しやすくするように他の条件を統制するのと矛盾して批判されてきたのではないか、というお話も、ちょっとトリッキーでも面白かったです。
確認したい事象が生起しやすい条件での実験、というのは、これは、とても暖かいイメージがします。
気功がやはりそうでしょう。起こりやすさを増加させる、というのは、たとえば、人間が新皮質の機能を順調に働かせることができる状態、にも通ずるのではないかと思います。
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共通して言えることは、
因果関係で表現できる関連性、というのは、ひとつの尺度に射影したときに、その現象の構成がかなり説明されるような関連性ですが、布置のネットワーク刺激にしても、生起しやすさにしても、いくつかの条件、たとえば、ポテンシャルを高める力動と、ポテンシャルを拡散させない抑制と、などが、同時(あるいは脳伝達タイミングにとっての同時)に起こっていないといけないので、観測がかなり難しそうだ、ということかと思いました。
ひとつのヒントとして、小久保さんのお話のなかで、
バイオフォトン計測において、ヒーラーによるもの、熱によるもの、光によるもの、非処理のもの、などの統制実験をされていて、ヒーラーによるものだけが、対数をとると0を離れて有意だというのがあり、
ここからは私見ですが、
対数をとって弁別ができている、というのは、おそらくもう少し数学的な表現の進展が期待できるのではないだろうか、と思いました。
上記の、ポテンシャルを高める力動、と、ポテンシャルを拡散させない抑制、の二要因のうち、後者を伴うのが、ヒーラーによるエネルギー授受なのではないか、表現としては、ある安定状態の近傍から、十分に離れるところまで『加熱』することで、次の安定状態の近傍へ入るまでには、この抑制が同時に(あるいは高速なサイクルで)起こっていないといけないのではないか。
熱だと、焼けてしまったり、圧力で壊れてしまったりなど、なかなか、与えるエネルギーを増やすだけではそれができないのではないでしょうか。
なにか、昔教わった、低温調理法が、野菜の組織を壊さないおいしい食べ方だ、というのを思い出しながら、そんなことを思っておりました。
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